Princessの掟
しばらく歩くと1つの部屋に来た。
ここって…何の部屋だっけ?
優斗は何も言わずにドアを開けた。
続いて入ると
「えっ!」
そこは教会のようなものがあった。
「学園にこんなところあったんだ!」
私が周りを見渡しながら言うと、
「たまたま少し前に見つけたんだ。俺も初めは驚いた。」
素敵だな。
電気をつけていないのに月の光で輝いて見える。
私もいつか優斗とこんなところで一生を誓えたらいいのに……
私は横にいる優斗を見た
私の視線に気付いたのか少し笑ってきた。
その笑顔でさえいとおしいと思う私は相当優斗に溺れている。
「ね?なんでここに連れてきてくれたわけ?」
ここに来た時から気になっていた。
「ここなら、2人きりになれるかなって思って。」
ドキドキ
ドキドキドキ
今にも溢れてしまいそうなこの気持ちを私は頑張って自分の胸に押さえていた。