Princessの掟





屋上はやっぱり誰もいない。 


授業が始まるし、当たり前っていったら当たり前だけど。 



「いい天気だな!」


空を見上げながらいう優斗。私も真似して空を見上げた。 



「ほんと、いい天気!!」


私達は屋上にあるベンチに座った。 


「話って?」



私が切り出すと優斗は目を閉じた。 


しばらくすると目を開き、こっちを見てきた。 


ドキッ 


その目に吸い込まれるんじゃないかって思うくらい真っ直ぐな目をしている。


「百合亜……。」


何をいうの? 


そんな真剣な顔でいう優斗に必要以上に緊張する。


「俺気づいたんだけど……」


「……何を?」








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