虹
「渚っ!!おはよー」
花屋の方からいつもの声が聞こえる。
「達哉おはよー♪」
「朝早くからテンション高いな(笑)」
「あ!!馬鹿にしただろっ!!」
「悪ぃ悪ぃ(笑)」
「笑うなっつーの!!(汗)」
下仁田達哉。
渚の中学からの友達で、今は株式会社の社長をしている。渚の過去をしっているため、母親的存在でもある。
「早くしねーと開店時間間にあわねーよ?
」
気がつけばもう7時だ。
開店は7時30分だ!!!
「やっばい!!ありがとう、教えてくれて。仕事頑張ってね!」
「おうっ。お前もな」
達哉は軽く手を振り歩いていく。
お互いもう良いとしだ。
渚も達哉も27になる。
渚も達哉もモテないわけではない。
渚はと言うと天然のせいでか、そういうことに関してにぶい。
達哉はスキャンダルが怖いらしく、見合い結婚をすると言っている。
「よし、今日も頑張っちゃいます!!!」
渚はガッツポーズをして気合いを入れ、仕事を始めた。