小さな恋 …Small prince…

「咲妃、今日一緒に部活
見に行こうねっっ♪」


嫌味かっ!!!
人が丁度恋愛について
深く考えてたとこなのに。


「んもう、わたしは別に、
お目当ての男子とか居ませんから!」


…さっき話し掛けて来たのは
わたしの親友の莉緒子。


見るからに綺麗で。

わたしなんかとは、全然大違い…
何でわたしと一緒に居てくれるか
不思議…ってくらい。
月とすっぽんっていうのかな?


「ほらー…洵くん。　
超格好良いじゃん、狙えば～??」

「春谷は…ぜ―ったいないのっ!　
あんな奴、好きになるかっての。」