【短編】花学園

妊娠

先輩が飛びたったあと、私は学園の寮に戻った。



入り口に水裏がいた。



「あのさ・・・」



水裏がはっとした。


私に気づいたみたい。


「ちょっといい?」



水裏と一緒に近くの公園に行った。


「ちゃんと、答えとこうと思って。」


2人で芝生に座った。


「昨日のことなんだけど、…ありがと。あたしも…」

そう言ったか言ってないかぐらいに電話がきた。


もー!!

なんでこんなタイミングよく電話がかかってくるのー!?


私は少し水裏から離れたところで電話にでた。


「はい?」


『あっ、美衣子ちゃん?』

「どうしたの?愛理ちゃん」


電話は愛理ちゃんからだった。


『ちょっと話したいことがあるの。…今ヒマ?』


私は水裏の方を少しの間見た。


「いいよ。」







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