【短編】花学園
水裏に謝って、すぐに寮の部屋に行った。



「で、話しって?」



「あたし・・・」



愛理ちゃんはうつむきながら言った。



「あたし、妊娠しての。」


「妊娠!?」



「うん…。」



「相手は?」



「二十歳前後の人。」


「………」


あまりの言葉にビックリする私。


「元カレでね、妊娠のこと話したら、別れようって言われちゃってさ。」



「で、今何日目なの?」


「1ヶ月!?えっじゃあもうそろそろお腹膨らんでくるんじゃない?」


「うん。」


「みんなには、言わなくていいの?」


「でもわ心配かけたくないし。」


「でも、どうせバレるんだよ?今言っておいた方がいんじゃない?」


「わかった。」







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