【短編】花学園

寮へ帰ると…



「どうなってんの？コレ。」



「だから言っただろー？木谷がいるから大丈夫だって。」



「あっ、美以子ちゃん水裏くんおかえりー」


「どうゆうことコレ？」



「あっ、今日からは僕が愛理ちゃんとこの子を育てまーす♪」



木谷が手を上げて言った。
それを愛理ちゃんが見て笑う。


「ってことは？」



「大丈夫！もう水裏くんのことはキッパリとあきらめたからっ！」


「そっか…よかったね。お幸せに〜！」



私の言葉にみんながワーワー騒いだ。



いい恋してね。愛理ちゃん。



「って、ことでもしものことがあってもOKなように、上田部屋変わって。」



「へっ？ってことは、あたしは…」


「俺と」


一緒に笑った。



「おーい、もう1人子供ができるかもなー！」



えっ!?

あたしが、水裏との子供ってこと？


いやー、ないない！