【短編】花学園
「聞いてたんでしょ?昨日、私と潤也の話。そんなに気になった?」



「別に、そうゆうわけじゃ…」



「聞きたくない?潤也の過去。」



「なんなのあんた」



そう言って、寮へ帰ろうとしたときに…



「あたしは、離れてもずっと潤也が好きだった。…今も。」



朱音ってこは話した。



「あたしは確かに水裏に振られた。でも、そのわけは潤也が私を嫌いになっからじゃない。」



「……?」



「あたしがモデルになるって言い出したからなの。そしたら潤也が、『大騒ぎになったら朱音が危ないから』って…。あたしは、『そんなの大丈夫』って説得したんだけど、潤也は聞かなくって。」



だんだん、水裏の元カノの瞳がぼやけてきた。



「潤也は、もう他の彼女作っちゃってるけど、私は今でも潤也が好きなんだもん。」












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