あなたと私
3日後


今は、美術の授業中
班のメンバーは理香子、小野、影野と
結構いいメンツ…。



「おい、高野!!」

「はいはい」

大きい声で呼んでくる小野
びっくりしたじゃないか…


「お前誰が好きなの?」

少しニヤけながら鋭い質問をする小野


大樹…?
梅村君…?
どっちだ?
梅村君~??大樹~??
…ここはやっぱ


「だ…っ」

………っとやばい
理香子が居たわ…。


ついつい大樹を言いそうになってしまい
冷や汗をかく私をよそに
班の人全員から向けられる
視線に恥かしさを感じながらも
渋々答えた…



「梅…村君かな??」

もちろん理香子は知ってるから普通の表情
後の2人は口を大きく開けて驚いたというか
ニヤけてるのか、よく分からない表情…


「ふーん、言っといてやるよ」


ニヤけが止まってないし変なことを言ってるよ


「あぁいいよっ!」

「遠慮するな!ぢゃあ言っておくから!」

「あぁどうも~★」

いつもの小野のおちゃらけだろうと思い
半信半疑でお願いをしといた。
信じてないけど、信じてみようかな…
梅村君の彼女になれること…



「ぢゃあ、また返事は後でな!」

それだけ言い残して授業は終わった
< 19 / 27 >

この作品をシェア

pagetop