あなたと私
私達はカレーを食べながら
3組の話や担任の話をした。



「さて、次そうじだし。行きますか!」

辺りを見渡してそういうちょっと顔の赤い理香子
すぐみて分かった…
大樹が近くに居るんだね…

「そうだね」

そう言って、私も見渡した
ほら、居た。




あ…梅村君居ない。
今日はお弁当なのかな?
多分、今教室に戻ったら鉢合わせしちゃう…
まあいっか。
もやもやは早めになくしたい。



ガラッ

「あ!璃香ーっ!!!」

え?知美…?

「なっ何?」

もしかして告白したことバレた?

「探したんだよーぉ?一緒に食べようと思ったのにーぃ!」

「あ。そうだったんだ…ごめんね?」

愛想笑い。
自分の顔が見えなくても分かる。


「いいよんっ♪」

ぶりぶりするな!って突っ込みたくなるくらいのぶりっこ…
もう慣れたよ…
こんなのが梅村君の彼女だと思うと
泣けてくるくらいに悲しい…


私と理香子はこのぶりっ子女を避けて教室に入った。


「高野~っ!!」

もう!誰!?


「おい!」

「はい!」

振り向いたら梅村君と小野が立っていた。
一瞬で気付いた。
返事が貰えるんだって…
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