あなたと私
「梅がお前に用事だってさ!」
「あぁ~…はい」
「とりあえず中庭行こっ?」
いきなりのことに驚き頷くことしか出来ない私は
とりあえず理香子と別れて
梅村君と2人で中庭に向かった。
「………」
「………」
無言で歩き続ける
中庭までそんなに遠くないのに
ずごく遠く、長く感じた。
「ねっ…ねぇ、ここじゃだめなの?」
やっやだ、私…
何言っちゃってるの…?
でも、早く聞きたいんだもん…。
「あぁ…うん。まあいいけど。」
早くなる心臓に、赤くなる顔。
人気のない、静かな階段の下。
好きな人と2人きり
自分から沈黙を破る勇気がない…
静かな雰囲気が心臓の音をさらに大きくしていく…
心臓の音、聞こえないよね~…
無意識ににじむ汗、手遊びをしてしまう。
緊張したときの、私の癖。
「あのさ…。」
沈黙を破ったのは梅村君だった…。
ゆっくりと話し始めた。
「俺、彼女いるけど」
だっだめ…
ぎゅっと目を閉じて下を向いて
答えを待った…
「あぁ~…はい」
「とりあえず中庭行こっ?」
いきなりのことに驚き頷くことしか出来ない私は
とりあえず理香子と別れて
梅村君と2人で中庭に向かった。
「………」
「………」
無言で歩き続ける
中庭までそんなに遠くないのに
ずごく遠く、長く感じた。
「ねっ…ねぇ、ここじゃだめなの?」
やっやだ、私…
何言っちゃってるの…?
でも、早く聞きたいんだもん…。
「あぁ…うん。まあいいけど。」
早くなる心臓に、赤くなる顔。
人気のない、静かな階段の下。
好きな人と2人きり
自分から沈黙を破る勇気がない…
静かな雰囲気が心臓の音をさらに大きくしていく…
心臓の音、聞こえないよね~…
無意識ににじむ汗、手遊びをしてしまう。
緊張したときの、私の癖。
「あのさ…。」
沈黙を破ったのは梅村君だった…。
ゆっくりと話し始めた。
「俺、彼女いるけど」
だっだめ…
ぎゅっと目を閉じて下を向いて
答えを待った…