あなたと私
何回も一組に行こうと思った…
でもいけなかった。
行って戻って…
これを繰り返してるうちに帰りの時間になった…



「あ…雨だ…」


理香子が窓から手を伸ばして言った。


「部活なしじゃん、ばいばーい」



あぁ…どうしようか。


「璃香~!!」

「はいはい!!」

後ろから聞こえる高い声。


「まこちゃん!」

「ねぇ!今から部室いく??」

「んーいく…かな」

「行こ~★」


まこちゃんってのは
美人で、スタイルのいい子。
一応テニス部…。


まこちゃんに手を引っ張られて
部室に向かった…。



ガラッ


「誰も居ないじゃん!!」

「本とだー!てかさっき亜美ちゃん来るって言ってたよ?」

「まぢ?丁度いいや♪」

「何が?」

「ちょっと報告がありまして~♪」

「え?え?私にも教えてよ!」

「あのねっ♪」


「梅村君と付き合うことになったの★」


こう言った時、まこちゃん…「は?」って顔したよね。
それは、大樹じゃないの?って意味なんだよね?
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