隠し事

「たっ瀧ッあのね、ごめんなさい!!」


ペコッと頭を下げる。

瀧が振り向き、近付いて来てるのが分かる。


「それ、何に対しての"ごめん"??」

「えっ!?あっあのね、私、私…」

頭を上げたけど視線は瀧の足元をさ迷う。

何に対して…
一人で悩んで…って
まず何を悩んでたのか
説明すべき??


「私ねっ…きゃッ!?」



グイッと腕を引かれ
次の瞬間感じたのは
愛しい温もり…


瀧の香りがする……




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