隠し事

「私に嘘ついた。駅前で一緒にいたあの女の人誰??」


「それは…」

そう言って一旦私を離す。

「知り合いがやってる店があるからって教えてもらった。」


ポケットに手を入れ、目の前に差し出されたのは小さい箱。


「えっ…??」

「5年待った。お前が25くらいがいいって三宮と話してるの聞いたから……」



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