君にティアラ
「だって健吾さんモテるんでしょー?」

頬杖ついた真菜があたしを見つめた。

…この顔は絶対に楽しんでる。

「も、モテるけど!豊さんもモテるんでしょ?」

「………」

どうにかやり返そうとしたあたしの一言が、どうやら図星だったらしい。

< 100 / 213 >

この作品をシェア

pagetop