君にティアラ
それから病院に寄ってから帰る、っていう健吾と駅前で別れて。

ベッドに顔を伏せてぼんやりする。

それから顔を上げて天井をぼんやり眺めて。

いつの間にか家に帰って来てたらしいことを今更ながらぼんやりとした頭で、現実とは別の場所で実感する。



どうしよう。

どうしようってそればっかりで。

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