君にティアラ
先輩には何となくだけど、苦手意識がある。

(ダメだなぁ、あたし)

オレンジジュースのカップを持ちながらあたしは自分に落ち込む。

(あ)

自動ドアを潜って先輩が来たのが見えた。

カウンターでオーダーを済ませてあたしの座ってる席の向かいに腰掛ける。

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