君にティアラ
急に止まったせいでやたら、汗が流れて。

肩を上下させながら手の甲で拭うけど追い付かない。

こんなに走ったのは久し振りだ。


(あと、もう少し)

あたしは顔を上げて試合が行われてる体育館へと再び走り出した。

< 191 / 213 >

この作品をシェア

pagetop