君にティアラ
「…果穂」

健吾に呼ばれて後ろを振り返る。

「……え」

ピンクのミュールを手にした健吾が立ってた。


「あー…のさ。オレの気持ちはさっき言っちまったけど…」

(オレが惚れてんのは果穂一人だから)

「オレはずっと変わらず果穂が好きだ」





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