君にティアラ
「豊さんじゃないの?」
あたしは真菜にコッソリ聞いてみる。
豊さんも東坂の生徒だ。
「ううん、豊は今日塾の日だし」
真菜は首を振る。
「果穂に会いに来た、昨日の人だったりしてー」
カバンを手に持って、楽しそうに真菜が言う。
「まさかー。有り得ないでしょ」
最後にケータイをカバンにしまって、席を立つ。
「でー、髪は黒なんだけどー、マジカッコいいの!」
クラスの女子の騒ぐ声。
あたしは真菜にコッソリ聞いてみる。
豊さんも東坂の生徒だ。
「ううん、豊は今日塾の日だし」
真菜は首を振る。
「果穂に会いに来た、昨日の人だったりしてー」
カバンを手に持って、楽しそうに真菜が言う。
「まさかー。有り得ないでしょ」
最後にケータイをカバンにしまって、席を立つ。
「でー、髪は黒なんだけどー、マジカッコいいの!」
クラスの女子の騒ぐ声。