君にティアラ
「オレのこと忘れられない内に、って思って聞きに来たんだけど」

あたしが見つめるものだから、大宮健吾は顔を赤くして。


何か、可愛い。

ギャップ、っていうか。

さっきまで女子に騒がれてた、昨日あんなカッコ良かった人とは思えな…


(あ)

視界の隅に現れた先輩に身体が凍り付く。

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