君にティアラ

あたし

その日は。

もう遅いから、って健吾に家まで送って貰った。


『あんたが好きだ』

健吾の声がエコー付きで甦る。

胸の中がギューッとなってカーッとして、あたしはベッドの上でバタバタと足を動かした。

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