君にティアラ

ふと。

ベッドサイドに置いていた、卓上の鏡にあたしの顔が映ってた。

何にもいじってない、セミロングの髪。

化粧もしてない、幼い顔。

雑誌に載ってる程、いじってない眉。

ちょっと、大きめの目。

低い鼻。

子供っぽい唇。

…こんな、欠点しか見付からないあたしを、本当に好きでいてくれるのかな。

あの、女の子に騒がれちゃう位カッコいい男の子の彼女になれるのかな。

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