君にティアラ
「本当、今日あんたが来るの、他の男に見せたくなくてイヤだった、っていうか…」

段々、言葉を続ける度に健吾の顔が赤くなる。

「そしたらあんた、前よりもすげぇ可愛くなってるし、他のヤローはやっぱジロジロ見てるしで、どうしようもなくイライラしちまって…」

赤い顔で首の後ろを掻いて健吾が言う。

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