不倫
めちゃびびった。


けど嬉しかった。


あの店ではみんなが
敵だと思っていたから…。


「まぁ…尾川さんは
あーゆぅ人やし俺も最初は
イヤやったから綾香さんの
気持ちわかるわ!やけど
今辞めたら後悔する思うし,
俺も辞めてほしくないねん」


…一瞬ドキっとした。


けど
妻子持ち妻子持ち妻子持ち

頭の中でリピートした。


「ありがとうございます。
綾香もぅちょい頑張る
ことにしました!!」


「よかったわ…
ほな明日からまた
よろしくな!!
あ…ウチの嫁に
バレたらやっかいやから
番号消しといてや…?

つか俺の電話番号知っとるの
店長と綾香さんぐらいやで!
光栄に思ってや〜(笑)」


「いや〜すいません
いろいろと…。
あ!今すぐ消すんで
ご心配なく(笑)」


といい電話を切った。


番号は‥‥
登録しといた。


掛けるつもりも
ないけど,もしまた
電話きたら小杉恭介
と表示されるのが
嬉しいから……


電話くるわけないのにな…
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