ルームメイトは悪魔サマ…


こんな悲しそうな顔しとるこの人…見た事ない。


俺は分からん。


何でこの2人は思いを告げる事をしんのか分からん。


「そろそろ行くよ。


ほのかが来るから」


そう言って悲しそうな顔をして立ち上がった。


「何で分かるんですか?」


旬榎はフッと笑い『勘だよ…』と言って去って行った。


「あっ!!いたぁ昴」


旬榎の姿が見えなくなると同時にほのかがやって来た。


「何でや。


エスパーや…」


やっぱほのかの事、何でも分かっとるやん。


でも俺はほのかに言う事が出来へん。


旬榎のトコ行ってしまうやろ?


無理や…。
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