ルームメイトは悪魔サマ…



こいつッてこんなに小さかったんだな。


いつもこんな身体で考えてたんだ。


俺、分かった・・・。


好きだ・・・・・・。


声を押し殺してすすり泣くこいつの事が・・・。


無償に守りたい。


いつからだろう。


きっとお前を見つけた時からだろうな。


あんなにも眩しく強く見えたお前がとても弱く見える。


でも、この気持ちは伝える事が出来ない。


こんなにも苦しんでいるこいつをまた悲しませたく無い。


苦しめたく無いんだ・・・。


ロスに何か連れて行きたく無い。


縛り付けておきたい・・・。


でも俺の願いは叶わない。


せめてこのヒトトキでもお前の温もりを感じていたい。


「お前にあいつが何か言ったら殴って遣れ!!!


泣き止んだか??


不細工なカオだな!!!


お前は笑顔が一番似合う・・・」


こうやって憎まれ口を言う事しか俺には出来ない。


旬榎の様にはなれないよ・・・。



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