ルームメイトは悪魔サマ…
第二章 友ダチ。
寮から出て歩いていると、真っ黒なマントを頭からを被った女の子が現れた。
「…小日向・・さん、今学食に行くと災いが起こりますよ」
冷たい声で口元をニヤつかせてそう言った。
「な、何で…」
「分かりませんか?
これは必然です。
絶対に起こる事。
未来は嘘をつきません」
と言って怪しげな彼女は歩を進める。
「凄いね!どうゆう事?
教えて」
怖がる事なくほのかは言った。
オカルトな事に興味があったからだ。
「フフッ、あなた変ね。
私は黒美智 華楽(クロミチ カグラ)よ」
華楽はマントを外し微笑んだ。
金色の目をしているとても美しい顔だった。
「良く言われるの!」
ほのかはしばし華楽に見とれて笑顔でそう言った。
2人は廊下の片隅に置かれているベンチに腰掛けた。