ルームメイトは悪魔サマ…



「知らないの?


半年に一度、開かれるコンクールでクジで種目が決まるんだ。


学校集会のその場で麗の母ちゃんがクジを引いてね。


そこで各班で一人が代表で出て戦うんだ。


選手決めも勿論クジだよ。


ワースト10の中に入った班はベスト10になった奴等が考えた罰ゲームをする。


ベスト10の中に入った班は賞金とその時に応じた褒美が貰える様になってる。


みんな楽しみにしてるんだ」


走りながら小春が説明した。


「ほのか!遅い」


麗は不機嫌気味だ。


「ハッハッごめん」


「間に合ったか…」


何とか間に合った2人。


「小春お疲れ。


ほのかチャンも良かった」


佐希は笑顔で2人の頭を優しく撫でた。


そして入学式に入った広い広い講堂の中へと入った。


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