ルームメイトは悪魔サマ…
昴side…


何やこれ…。


ほのか、メッチャ乙女の顔しとるし。


…まさかこいつか?


ほのかの大事な人。


しかもこいつ監視長やん。


「君は?」


旬榎が昴に目をやる。


「こ、この人は「ほのかの許婚や!!」」


動揺するほのかの前に昴が言葉を遮りほのかの肩に手を置いた。


「こらこら、まだ決まってないんだろ?


あまり、ほのかを困らせるなよ」


王子の様な笑顔を振りまき昴の手を払った。


「ほのかと俺はラブラブなんや!!」


怒りながら抵抗する昴。


「はいはい。


ほのか、もう直ぐ日が沈むから帰りな。


俺は仕事があるから行くね。


君もまた今度…」


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