あたしとお姫様




意外にもすんなり
しおりは鈴木くんに
ついて行って
(てか多分このままクラスに
いけないままよりは
ましだと思ったんだろうけど)
そのまま廊下から消えた


(軽く心配だな…
途中で固まらなきゃいいけど)

か『で!!鈴香さ~ん☆』
鈴「なんだいかなえさ~ん」

か『あの爽やかボーイはなんだい??』

鈴「(何このテンション…)近所の幼なじみだわよ」

か『まじか!!泊まり行っていい?!』

鈴「いや…うちにいるわけじゃないからね!?」

か『いいよね~…実に爽やかだっ』

鈴「あんた初対面で引かれてたじゃん(笑)」

か『………おや???』

鈴「…………はは…」

か『だってあたしにニコッて!!』

鈴「あんな勢いよく言われたら引くわ」

か『高校では爽やかでかっこよくて
優しくてスポーツしてる彼氏つくるんだい!』

鈴「………ちょっと、わかったから!!」

気づいたら手にガッツポーズを作って片足椅子に乗せて教室で叫んでいた。


(入学早々注目の的だな…)
(やばい!はずした!)


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