Tales of Love
第三章
「…ル、テ…、…テル!」

「!?あぁ悪りぃカズ」

「どうしたんだよ行きなり立ち止まって…!?」

カズは前方に美里がいることに気がつくくとテルが立ち止まった理由がわかった。

「お前…」

「あぁ、ちょっと思い出してただけだよ。しっかし親友の京子ちゃんでもわからないなんて一体俺が振られた理由はなんだったんだろうな?」

「さぁ、京子が美里ちゃんに理由を聞いても何も答えてくれないって…」

「いっそ忘れられたらその方が幸せなのかもな…」

「テル…」

「冗談だよ、さぁ行こうぜカズ。授業が始まっちまう。」

「…ああ」
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