ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
「……食べられたいの?」


「へ?」


ミナキくんの方に顔を向けようとした瞬間、グラッと世界が反転した。


背中にひんやりと地面の冷たさを感じる。


「俺、昼飯いらねーや」


視界に映るのは綺麗な青い空、そして、綺麗なミナキくんの顔。


私……押し倒されて……る?


「……お前のこと食べるから」


「な!?」


動きたくても、ミナキくんに乗っかられて動けない。


「お前が悪いんだよ。

そんな可愛いこと言うから……」


ミナキくんの顔がどんどん近付いてくる。


え……!


ええッ……!?


どうしよう……!?


どうしようっ……!


 
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