ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
「じゃーなんで暴れんだよ」


「それは……」


口ごもる花梨の首筋を舌でなぞる。


「ひゃあ……ッ!!!」


「言わないならこのまま始めるから」


「ちょ……ちょっ……ミナキくん……!

────ッ!!!」


花梨が観念したように口を開いた。


「あの……私……今日、ブラとパンツ……バラバラなのッ!」


「……は?」


ブラとパンツが……バラバラ……?


それであんなに必死に抵抗してきたわけ?


「……ぶはっ」


「!」


「あはははははははッ!」


思わず爆笑してしまった俺を、花梨はポカンと見つめている。


「バカ」


俺は花梨の頭を優しい小突いた。


「普通デートん時は勝負パンツ履いてくんだよ。

分かった?」


俺がニヤリと笑うと、花梨はますます顔を赤らめる。


 
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