ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
「ま……それはそれでイイかもな」


「へ……?」


俺は花梨の額にキスを落とした。


「バラバラなのも、それはそれで燃えるってこと」


「……!

だだだ……ダメッ!

本当にダメなの!

パンツ……ウ……ウサギ柄で……!」


「ヘェ……?

見せて?」


「な……!」


俺がニッコリ笑うと、花梨は目を見開く。


「俺、そろそろ限界だから」


俺は花梨のオーバーオールのボタンをプツンと外した。


花梨の肩が揺れる。


「ひ……引かないでね……?」


花梨が不安そうに俺を見上げる。


「ん……」


俺が再び優しく口付けると、花梨の細い腕が俺の背に回された。


 
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