ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
なぜか安心する……。


花梨の温もりを感じながら、熱い息を吐く。


全く抵抗しない花梨の頭を優しく撫でた。


俺に抱かれるのが嫌だったわけじゃないんだな……。


恥ずかしそうに目を泳がせている花梨を見ると、思わず笑みがこぼれる。


それにしても……。


オーバーオールを脱がせるのは初めてだな。


いつもは大体、ミニスカとかショーパンだし……どうやって脱がせんだ、コレ。


少々手間取りながら脱がせていく。


「あんまりみないで……」


露わになったウサギ柄。


こんな子供っぽいパンツ、初めて見た……。


スケスケヒラヒラの際どいパンツばかり見てきたせいか、こういうの、逆に驚く。


「……隠すな」


必死に脚を閉じる花梨にピシャリと言い放つ。


「いじわる……」


「何を今さら」


俺は花梨のTシャツの中に手を忍ばせた。


 
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