ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
少し離れた場所から、様子をうかがう。


「ん……んん……!」


必死に背伸びしている姿が、なんか面白い。


ちっこいから黒板の上まで手ェ届かないんだな……。


ていうかそれより……。


「ちょ、ちょっと花梨!」


「ふぁー……なあに、杏子?」


「なあに?じゃないわよ!

あんたパンツ見えてる!」


「へ!?」


アイツの友達らしき女が、俺のツッコミたかったことを代わりに言ってくれた。


「うそっ!?」


いや、ホント。


背伸びする度、短いスカートからパンツがチラチラ覗いてた。


しかも黒のレース。


ガキっぽい顔して、エロい下着付けてんのな。


あー……バカな女。


まじ、ウケる……。


 
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