ラヴシンドローム~意地悪なkiss~
 
なんてタイミングで現れるんだ、コイツは。


そしてどうして焼きそばパンを先輩にぶつけたんだ。


「アンタさあ、まじジャマなんだけど!

空気読んでくれる!?

ていうかアタシにパン投げてくるなんて、どういうつもり!?

覚悟は出来てるんでしょうね?」


「す……すみませんッ、本当にすみませんッ!

わざとじゃないんです……!」


先輩に怒鳴られて、とうとう泣き出してしまった花梨。


花梨の涙を見た先輩は下品な高笑いを上げた。


「キャハハ!

泣くとか超ウザ~!」


そして俺の腕にねっとりと絡まってくる。


「ねぇ~、ミナキぃ!

あの子なんか無視して早く続きヤろ?」


 
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