私の彼は引きこもり!?
恋愛なんて夢の中?
「やっぱり・・・オタク女子と恋愛なんて無縁なんだよ・・・私もう諦めたから・・・」
また直美が愚痴っているみたいだ。
直美は人の噂・・・特に恋バナには餌を発見した犬みたいに反応してくるのに、自分の事になるとこんな風に嘆くだけで、実行に移さない。
直美なんて絶対モテるのに。痩せれば。
私は静かに溜め息をついた。
部活からの帰り道に、直美はよくこんな愚痴をこぼす。で、それに私とあとの二人もつき合ってるって訳だ。
でも梨花や類なんていわゆる「恋バナ興味0%人間」なんだから、相談したってどうにもなんないのに。
まだ愚痴ってる直美に、類が女らしくない男言葉で声をかけた。
「どーせ恋愛なんてただの妄想話だろ?そんな夢の話信用しても仕方ねーじゃん。」
そして「うん、そうだよね!」などと言っている直美。
よっぽど二人仲良く殴り倒してやろうかと思った。
「なぁ、杏?」
急に話を振られて、私は一瞬戸惑った。
・・・だって、「うん」なんて言えないし。
「・・・そう・・・かな?」
私の曖昧な返事に、直美の目の色が変わった。
「何!?杏ってもしかして・・・」
半ば想像していた展開になり、私は返す言葉を準備する。
「いるの!?彼氏!!」
また直美が愚痴っているみたいだ。
直美は人の噂・・・特に恋バナには餌を発見した犬みたいに反応してくるのに、自分の事になるとこんな風に嘆くだけで、実行に移さない。
直美なんて絶対モテるのに。痩せれば。
私は静かに溜め息をついた。
部活からの帰り道に、直美はよくこんな愚痴をこぼす。で、それに私とあとの二人もつき合ってるって訳だ。
でも梨花や類なんていわゆる「恋バナ興味0%人間」なんだから、相談したってどうにもなんないのに。
まだ愚痴ってる直美に、類が女らしくない男言葉で声をかけた。
「どーせ恋愛なんてただの妄想話だろ?そんな夢の話信用しても仕方ねーじゃん。」
そして「うん、そうだよね!」などと言っている直美。
よっぽど二人仲良く殴り倒してやろうかと思った。
「なぁ、杏?」
急に話を振られて、私は一瞬戸惑った。
・・・だって、「うん」なんて言えないし。
「・・・そう・・・かな?」
私の曖昧な返事に、直美の目の色が変わった。
「何!?杏ってもしかして・・・」
半ば想像していた展開になり、私は返す言葉を準備する。
「いるの!?彼氏!!」