愛され彼女



律の目から次々と涙が溢れ出る。


「え?」

「あたし、和人はあたしが彼女ってばれたくないのかと思ってたぁ……」


え?それは律じゃないのかよ?律は俺が彼氏って知られたくなかったんじゃないの


「だから…登下校とかバラバラだし昼休みとかカレカノなら一緒に食べるって思ってたのに言ってこないし…」


泣きながら言う律が幼くみえた。




「あたし彼女じゃないのかなあって」





俺が不安にさせてたんじゃん。


こんなに想ってる人を自分の都合で不安にさせてたのかよ。


「律、ごめんな」




まだ涙が溢れ出てる律にそう言いながら優しくキスをした。



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