愛され彼女



「こんちわっ」


廊下で俺が挨拶するとあからさまー…に一条 律は無視して俺をさけて通りやがった。

「ちょ、ちょっと」


一条 律の制服の袖を掴むとしょうがない顔をして振り向いた。


うっわぁ嫌われてんなあ…。


「なによ」


冷たい視線で言われてちょっと後ずさった


「俺のこと嫌ってます?」


なに…俺当たり前のこと言っちゃってんだろう……。


嫌われてるに決まってんのになあ…


「ってかあなたはなんなの」


わわわっ!!!!


いきなり顔を近づけられた……。


そんないきなし顔近づけられたら照れるに決まってんだろが!!



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