愛され彼女



「あ、いや。」


後ずさると一条 律はため息をつき下がって口を開く


「なに?あたしが嫌いなの?あたし達を別れさせようとして」


ありゃりゃ…完全に俺が企んでたことばれてるなあ、頭の回転早過ぎでしょ…。


「ただ俺は率直な感想を言っただけで」


また一条 律がどっかに行こうとする。


けど今度はその腕を掴んだ。


「あの、先輩!」


「今度はなにっ!?昼休み終わっちゃうんだけど」


和人待たせてるし…、と呟いた一条 律に腹がたつ。


「勉強教えてくだ……さい」


なーんて。


言ったらそのあと不機嫌な顔して「考えとく」って言って走って行った。



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