先生に一途な想い
「そりじゃ~出発するぞ!」


担任の先生が笑顔で叫んだ。


まだ目的地に行った訳じゃないのに


先生楽しそうだね…。(笑)




そんなことより、…わたしは


すぐバスに酔ってしまうんだ!


「りな~ぁ…もう…酔いそう…。」


「のぞみ!しっかりしな!
ウチと沢山話そうや♪」


と言っていっぱい話題を作り


わたしに提供してくれた。


りなと話していたら全く


酔うこともなくパーキングエリア


に到着することができた。


担任の先生がまた笑顔で


「トイレ休憩だぞ。
行きたい奴は行っとけ!」

と言った。



駐車場に止まるとわたしのクラス


のほとんどがバスから出て行った。


だけどわたしとりなは乗ってる☆


トイレなんてへっちゃらだし!




しばらくすると、りなは違う


友達と喋っていた。


わたしは一人でぽつんと


窓から見える景色を見ていた。
< 14 / 161 >

この作品をシェア

pagetop