先生に一途な想い
「失礼します…。」


ゆっくり職員室のドアを開けて


音楽の先生を探した。









そしたらね。



その先生、山本先生のイスに

座って他の先生と話をしてたんだ。





しばらく佇んでいたら山本先生が

席に着こうとしてる仕草が

見えてたのに音楽の先生は

どけもせず、ずーっと他の先生と

話をしていた。






……何がしたいの?











「すみません。
座らせて下さい!」



山本先生はしびれを切らしていたけど


まだ若手だから作り笑顔で音楽の先生に


向かって言った。






「あぁ、すみませんっ☆」


と音楽の先生は言ってその後から


自分のイスを山本先生の真横に


持っていって山本先生と話しだした。






この先生、山本先生を好き??













その場の光景をただただ

見ているだけだったわたし。









紙を持っていた手に力が入って


紙が少ししわくちゃになっていた↓↓
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