先生に一途な想い
「それじゃ~始め!」



今度は6組の皆が投げ始めた。


投げるとき、りなが横にいて


「先生と話しょーたな!
イチャつきやがって☆」


と言ってわたしの肩をどついた。


「へへ~、先生から話かけて
くれたんだっ♪」



なんて話した後はボール投げに専念。



第一球……




りよと山本先生がいる方向へ



思いっきり投げた。









ボトっっ。







ボールが落ちた音がした。



何メートルかな??





りよと先生を見てみたら


唖然としていた。




何でだろう……?




「のぞみ?30メートルだよ?
飛ばしすぎだからっ。(笑)」



りよが驚きながら言った。


そんなに飛んだんだ…。





まだまだ飛ばすぞーっ↑





って思っていたら。



山本先生がりよに近付いて


わたしを指差しながら



楽しそうに会話をしていた。








ズキンっ……




少し心が痛かった。
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