先生に一途な想い
「ん……取れたっ☆」



何分かけて取っただろうか?


多分かなり時間はかかったよね。





だってね。



イモムシが先生の服に凄い力で



張り付いていたんだもん。




まあその間、先生の背中を

触る事が出来たけどっ♪





「お!取れたかーあ?」



先生が嬉しそうに言ってきた。



「見て先生!
このイモムシだよ!」




「こいつかあ~。
俺の背中に居たのは!」



「先生の背中が良かったんだよ。
それより、イモムシどうしよ?」


わたしはイモムシを差し出した。





すると先生はわたしの指にいる


イモムシを取ったんだ。




そのとき……。


少しだけ先生と手が触れた。



握手をするように……。












「吉和が取ってくれたイモムシ!
始末しとくわっ♪」



そういって先生は職員室へ


走って戻ろうとしていた。
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