先生に一途な想い
やっと式も終わりそうな雰囲気。



でもそんな雰囲気なんて全く


関係なしにわたしとりなは


会話で盛り上がっていた。




担任発表をしているときも


ずーーっと喋っていた。


だって周りを見ても先生は

年老いた先生ばっか…。



だから誰が担任でも良かったの★



「のぞみ!担任じいさんだよ?」

りなが笑いながら言ってきた。



「じいちゃん先生もさ。
たまには良いかもよ♪」


何て言って笑ってたとき。



隣のクラスの7組の担任発表の時


何を思ったのか、わたしは


りなとの話を中断してまで


なぜか……


前を向いて7組の担任を見た。



このとき私の青春の扉が


開いたって思えた。
< 7 / 161 >

この作品をシェア

pagetop