先生に一途な想い
チャイムが鳴った。
ふう…。
ようやく魔の時間が終わったよ↑↑
「起立!!」
学級委員の人が号令をかける。
「礼っ!」
「ありがとうございました♪」
やっと変な緊張から開放されるぞ↑↑
机いっぱいに広げていた辞書や
テキストを片付けていたら
先生がなぜかこっちへきた。
珍しいな……。
いつもの先生なら前のドアから出るのに
今日は後ろから出るんだ☆
まっ!わたしには関係ないし。
早く片付けて自分の席に戻ろっと。
「吉和…授業聞いてた?」
ん?
先生がわたしの席の横を通る時
そう言ったように聞こえた。
だけど山本先生は校長先生と一緒に
スタスタと帰っている…。
わたしの聞きまちがえかもだけど…
「話…聞いてなかったよ↓
先生の顔が見れなかったの。」
と心の中で答えた。