先生に一途な想い



チャイムが鳴った。




ふう…。




ようやく魔の時間が終わったよ↑↑



「起立!!」


学級委員の人が号令をかける。



「礼っ!」


「ありがとうございました♪」



やっと変な緊張から開放されるぞ↑↑





机いっぱいに広げていた辞書や


テキストを片付けていたら

先生がなぜかこっちへきた。



珍しいな……。


いつもの先生なら前のドアから出るのに



今日は後ろから出るんだ☆



まっ!わたしには関係ないし。


早く片付けて自分の席に戻ろっと。










「吉和…授業聞いてた?」



ん?



先生がわたしの席の横を通る時


そう言ったように聞こえた。



だけど山本先生は校長先生と一緒に


スタスタと帰っている…。



わたしの聞きまちがえかもだけど…




「話…聞いてなかったよ↓
先生の顔が見れなかったの。」


と心の中で答えた。
< 72 / 161 >

この作品をシェア

pagetop