先生に一途な想い
「んじゃあ…まずは。
この問題解いて!」


と言って示した問題が。


『"もし私が君ならそれを選ぶのに"

を英文に直せ。』



いや~あ……山本先生?








さっぱり分かりません。





わたしがその問題とにらめっこ


している間、りなはすらすらと


その問題を解いてしまった。



「先生、出来ました。」


「おお!山口は出来たのか☆
よし。丸付けしちゃるわ♪」



りなには余裕があった。



ゔ…この問題を出来ないのは


わたしだけなのかな…??




「よし、山口は合格だ!」


先生がもっと褒めようとした途端…


「先生…わたしは英語よりも
世界史がやばいので。
退席してもいいですか?
世界史の勉強したいんです。」


りなが立ち上がって言った。





嘘つき。






世界史はいつも学年トップのくせに。




しかも英語の方が点悪いじゃん?
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