オオカミとうさぎちゃん
「愛華」
愛華!?なんで呼び捨て!?
「あのさ~…」
「あ、あのっ!」
「?」
「な、名前…」
この人は背が高い。私の頭のところに胸がある。心臓の音がかすかに聞こえる。
「あ、そだ。言ってなかったな。俺は川島拓斗。あ、2年だから」
「じゃ、じゃあ先輩ですね…」
私、動揺しまくり!!
「敬語なんか使わないで。拓斗って言って♪」
「そ、その前に離してくださいっ」
「んー?そう?」
拓斗…は大人しく私を離してくれた。
拓斗は私をじっと見つめてきた。
「ねぇ、キスしてよ♪」
と拓斗は自分の唇に指を指す。